果てしなき後悔不二子
本日は9月1日。私の勤める会社では誕生月の最初にケーキが支給されます。
ホールケーキが。去年は高校時代の先輩に、一昨年は実家へと献上していたケーキ。
今月は私の誕生月。
生クリームとフルーツのケーキ。私はケーキは好きです。しかし生クリームとフルーツが食べられない。
そんな中、何を思ったかケーキを持ち帰った私は一人でそのケーキを食べようとおもむろにコーヒーを入れ始めた。
何故そのような行動に出てしまったのか、そこは何かが私に乗り移っていたのではないか、とすら思えてしまうほどのできごと。
はっぴーばすでーとぅーみー。
これは何の苦行か、しかし食べ始めてしまったものはしょうがない。
夕食一食浮いたと思い何とか平らげる。胃の中の物がぐるぐると悲鳴を上げる。
後悔、先に立たず、とはいうものの。結果が分かっていて私はなぜこのようなことをシテシマッタノカ、
そんな、はるです。
不二子さんはというと今朝に引き続き、夕方にも排泄です。
君もげんきだな。
ゲージ内をふらふらする不二子さん。
君、脱皮の兆候も一切現れていないけども。今回は少し押すのかい。
どうなんだい。
そんな問いかけもふじこさんへと届くわけもなく寂しき6畳間に只々響く。
一層淋しさを増す。
排泄物の処理をしようとゲージへと手を入れると不二子さんがゆっくりと近づいて来る。
そのちかよりかたを僕は知っている。
そのゆっくりとじわじわ近づく動き方は餌を前にしたときの状態だ。
手早く処理を済ませ逃げる私。
噛まれるのは、いやだなあ。